データ通信量が急に増えたら「iPhoneがウイルスに感染した?」と不安になりますよね。
他にも「すぐに熱くなる」「読み込みが遅い・急に重くなった」というのも、ウイルス感染を疑う症状ではないでしょうか。
この記事では、iPhoneのiOS15・iOS16・iOS17別にデータ通信量が増える症状について詳しく解説します。
同時にデータ通信量を節約する設定についても解説します。
自分のスマホがウイルス感染しているか不安な人は、ぜひ参考にしてくださいね。
【iPhone】データ通信量が急に増えたのはウイルスが原因?
データ通信量が急に増えたのは、「iPhoneに感染するウイルスが原因?」と疑いたくなります。
iPhoneのセキュリティは非常に強固なので、不正アプリをダウンロードしていない限り、感染の可能性は非常に低いと考えて大丈夫です。
モバイルデータ通信になってただけでしょう。乗っ取りならあなたが変なアプリを入れない限り起こりようがありませんし、その次の日は、無くなってますよね?あなたがアプリを入れて乗っ取られたのなら次の日も同じようになっていると思います。 引用元:Yahoo知恵袋-先日、iPhoneのデータ通信量が急激に増えて…
iPhone(iOS)に感染するマルウェアは確認されていませんし、1時間11MBなら普通すぎて何もコメントができません、、、 引用元:Yahoo知恵袋-iPhoneがマルウェアに感染すると…
不正アプリの中には、利用者の情報や位置情報を第三者に送信し続けることでデータ通信量を増やし、異常を感じさせるものがあります。
こういった不審なアプリに心当たりはなく「一時的に通信料が増えた」といった症状なら、ほぼ間違いなく設定や誤操作に原因があると考えて良いでしょう。
AppleやGoogleが承認したアプリの中でも「利用者情報を自動で収集している」という噂のアプリは沢山あります。
気軽にダウンロードできますが、安全にスマホを使いたいならしっかり吟味した方が良いのは間違いありません。
データ通信量が急に増えた原因とは
iPhoneの通信量が急に増えた際、ウイルスの前に以下を疑ってみましょう。
▼Phoneの通信量が増えた原因
- アプリの自動更新が行われた
- iCloudにファイルアップロードがされた
- デザリングを無断で使われた
- 位置情報サービスがオンになっている
- モバイル通信で使用していた
- 画像・動画のページ表示頻度が高い
- iOSアップデート時のバグ
特にiOSアップデート後にバグを起こすことが良くあるようです。
他にも「Wi-Fiに繋がっているつもりで動画を見ていた」「ゲームをしていた」など、「Wi-Fiを使っているつもりだった」というのが最も起こり得る原因です。
筆者も通信量が増えて驚いた経験がありますが「自動更新を全てオフ」「位置情報をアプリ使用時に限定」にすることでかなり改善されました。
SNS内の設定で「表示画像・動画の解像度を下げる」のも有効ですよ。
とはいえ、「自動更新は全てオフ」「位置情報もオフ」にしているにもかかわらず、通信料が増加する利用者が後を絶ちません。
Xが勝手に更新されていく 自動更新もカットしてるのに 今日一気にデータ容量が1GB増えた 通信量が増えすぎて費用が嵩むならこのままじゃ使い物にならん 引用元:X-@fami_oji
一部では「5G化が原因では?」と言われていますが、通信システムの変更がきっかけで通信量が変わる事実はありません。
こういった場合もっとも疑わしいのは、「iOSの不具合・バグ」「アプリの仕様」です。
ウイルスが原因ではありませんが、影響を与えている存在を突き止めて早急に対策をすることが大切です。
iOS15の場合
「データ通信量が急に増えた」と訴えるiPhoneユーザーが、iOS15アップデート時に一部で見られました。
iOS15.6.1に更新した日から連日3GB程のモバイル通信量を消費するようになってしまい、本日全く心当たりのないギガ不足になってしまった 引用元:X-@KoripanH
iOSアップデート後は一時的にデータ通信量やバッテリーの消費が激しくなることがあり、時間の経過と共に元に戻っていきます。
今現在iOS15を使用してデータ通信量の異常を感じるなら、最新iOSにアップデートして改めて様子を見るのが最善策です。
iOS16の場合
データ通信量が急に増えた経験があるiPhoneユーザーで、もっとも頭を悩ましたiOSがiOS16でした。
先日ios16にアップデートしてから毎日ソフトウェアアップデートという項目が0.5G~1Gも使うようになったのですが対処法などわかる方いませんでしょうか…自動アップデートなどギガを使いそうなもうのはだいたいオフにしています。 引用元:Appleコミュニティ-先日ios16にアップデートしてから…
iOS16における通信量の増加はSNSやコミュニティ掲示板で度々話題にされ、このことからも事態の異常性が伝わってきます。
「自動更新をオフ」にするなどの基本的な対処法では問題が解決せず、「設定のリセット」や「iCloudを使っての再起動」が主な対処法として知られています。
今の対処法としては最新iOSへのアップデートが最善策です。iOSが原因で通信量を消費しても補填はありませんから早めに対処しましょうね。
iOS17の場合
データ通信量が急に増えた症状は、iPhoneのiOS17にアップデート後も一部で見られました。
iOS17.3 再起動したりするとモバイル通信でまーたソフトウェアアップデートの通信量がもってかれる 引用元:X-@Reinforce_
他にも「インターネット共有」の中にある「その他のデバイス」のモバイル通信が急増する症状も見られました。
「インターネット共有」の通信量急増は表示上の不具合で、実際に通信量は消費されていませんでした。正確な消費量はキャリアから確認した方が良さそうですね。
この不具合に関してはApple側も認識しているため、今後のアップデート時に修正されることが期待されています。
auの場合はどう?
データ通信量が急に増えた症状に悩まされた人の中に「auに原因があるのでは」という意見も見られました。
結論をお伝えすると、プランごとの価格差はあっても、キャリアによって通信量が増減することはありません。
この場合はauに問題があるのではなく、利用環境や設定・使い方にデータ通信量急増の原因があるのだと考えられます。
なお、auで使用ギガ数を調べる際は「My au」から調べることがオススメです。
auは月末締め・月初でリセットされます。一方でスマホの計測は利用者自身でカスタマイズできるためズレが生じてしまいます。
スマホ計測の使用ギガ数とauの計測が異なる場合は、auの計測を参考にしましょう。
【Android】データ通信量が急に増えた原因は?
データ通信量が急に増えたという症状は、Androidでも見られます。
基本的な対策はiPhoneと同じで、「バックグランド更新・通信の停止」や「データの自動同期をオフ」にすることが有効です。
▼Androidのデータ通信量が増える原因
- バックグランド通信がされている
- アプリ更新が行われている
- データの自動同期
- アプリの自動アップデート
- OSの不具合
OSの不具合以外は、Androidの設定を変更することである程度節約をすることができます。
通信量に違和感を感じる前に、スマートフォンの設定を再確認した方が良いでしょう。
iPhoneのデータ通信量を節約する方法は?
iPhoneのデータ通信量を節約するには、「モバイル通信下で大量のデータを受信しない設定にしておく」ことが重要です。
▼iPhoneの通信量を節約するアイデア
アイデア | 概要 |
---|---|
自動アップデートを オフにしておく |
モバイル通信での アプリアップデートを防ぐ |
Wi-Fiアシストをオフにする | モバイルデータ通信時の 大容量データ通信を防ぐ |
iCloudへ 自動アップロードさせない |
モバイル通信下で、 画像等をアップロードするのを防ぐ |
位置情報サービスを オフにする |
「アプリ使用時のみ」などに 制限する |
SNSの動画・ 画像表示に制限をつける |
モバイル通信下でのみ 画質を落とす設定を利用 |
動画や音楽は ダウンロードして楽しむ |
1曲につき約1.5MB消費する |
アプリの自動更新をオフにすると、都度自分でアップデートをしなくてはならないのでひと手間必要になります。
しかしiOSバージョンによっては「Wi-Fi環境下でのみ自動更新する」に設定できるので、機能が解放されている方はこちらを有効にしておきましょう。
▼「Wi-Fi環境下でのみ自動更新する」をオンにする手順
- 「設定App」を起動
- 「iTunes StoreとApp Store」を選択
- 「アップデート」をオン
- 「モバイルデータ通信」をオフにして完了
iPhoneがすぐ熱くなるのはウイルスのせい?
iPhoneがすぐ熱くなるとウイルス感染を疑う方も多いかと思いますが、その可能性は極めて低いと考えて大丈夫です。
ウイルスに感染するとスマホに負荷がかかって発熱することが想像できると思いますが、大前提にiPhoneがウイルスに感染する可能性が著しく低いものです。
▼iPhoneがすぐ熱くなる原因と対策
原因 | 対策 |
---|---|
膨大な量のデータ処理を 行っている |
・アプリの使用をやめる ・アプリを全て落とす |
バッテリーや本体の劣化 | バッテリー交換を検討 |
充電しながらの使用 | iPhoneの使用を一旦やめる |
スマホカバーによる 放熱の阻害 |
・カバーを外す ・通気性の良い物に変える |
気温が暑すぎる | 0~35℃以内で使用する |
メモリ不足 | LINEやsafariのキャッシュ削除 |
iOSアップデート直後 | 使用を頻度を下げて様子をみる |
Phoneにはパソコンのような冷却器が付いておらず、金属への熱伝導で放熱を行っています。
そのため設計上「発熱しやすい」という特徴があります。
バッテリーに熱を持たせすぎると劣化の原因になります。本体が熱くなってきたと感じたら一旦使用を控えた方が良いですね。
読み込みが遅いのは?
iPhoneを使用していると「なんだか読み込み速度が遅い…」と感じることがありますが、これもウイルス感染のリスクは極めて低いと考えられます。
読み込みが遅い原因の大半が、「通信環境」もしくは「本体の性能」に問題があります。まずは「再起動」をして、本体への負担を減らすことを試してみましょう。
▼iPhoneがすぐ熱くなる原因と対策
ア原因 | 対策 |
---|---|
メモリ不足 | ・「Spotlight検索をオフ」にしたり「視差効果を減らす」をオン ・アプリのキャッシュ削除 |
容量に空きがない | ・データの整頓や不要なアプリの削除 ・キャッシュの削除 |
熱暴走 | 適温下でしばらく放置 |
本体やバッテリーの 劣化 |
買い替えを検討 |
通信が不安定 | ・Wi-Fiを使う ・機内モードをオンオフ切り替える |
通信制限 | データ使用量やプランの見直し |
急に重くなった場合は?
iPhoneが急に重くなったときも、ウイルスを疑わずに「読み込みが遅いとき」と同様の対策を試してみてください。
iPhoneでウイルス感染をすることは非常にレアケースですが、iPhoneを脱獄させたりAppStore以外からアプリをダウンロードすると感染リスクが跳ね上がります。
iPhoneの脱獄とは、非正規な方法でiOSの制限を解除することで、意図的に行わないとできません。
普通に使っているうえでウイルス感染をすることはほとんどありません。
使っているiPhoneのデータ通信量が増えたり、重くなったときは本体の問題を疑って対応をしてみましょう。
コメント