iPhoneを使っていて聞き慣れない変な音がすると、「ウイルスに感染した?」と怖くなりますよね。
症状も「読み上げ機能が勝手に動く」「キュルキュル音が鳴る」など様々で、対処法がわからないと不安ではないでしょうか。
この記事ではiPhone乗っ取りの確認や対策を踏まえつつ、「ジー」や「ポワン」など変な音が鳴る原因について解説していきます。
聞いたことがない「てててん」のような謎の通知音が鳴った時の対処法や、変な音の正体が本当にウイルスなのかを解説していきます。
【iPhone】勝手に音が鳴るのは乗っ取り?ポンという音は?
iPhoneが勝手に音が鳴ると、乗っ取りを疑って非常に不安になると思います。
iPhoneが勝手に鳴っても、実は普通の通知音だったり、バグが原因でなことがほとんどです。乗っ取りの可能性は低いので、落ち着いて対処しましょうね。
突然症状が出て、いつの間にか勝手に直っている…ということも多いみたいですね。
iPhoneアプデしたら ピョコンって感じの通知音が 勝手に鳴るようになった… 引用元:X-@Riej97
iPhone音鳴らないように設定してるのに勝手に音鳴るのだるすぎる 引用元:X-@ys_1_
▼iPhoneが勝手に音が鳴る原因
- iOSのアップデートで音設定が勝手に変わる
- Bluetoothで接続しているイヤホン等の警告音
- セキュリティアプリの警告音
- 通知表示がOFF、通知音がONになっている
- iPhoneやアプリの不具合・バグ …他
以上のような原因がほとんどなので、落ち着いて対処すれば問題ありません。
iPhoneで勝手に音楽が流れるのは?
iPhoneで勝手に音楽が再生されるときは、「イヤホン」「バックグラウンド再生」「バグ」のいずれかが疑われます。
まず、一部のイヤホンには電話を取ったり、音楽再生がスタートできるボタンが備わっています。
このボタンを気づかない内に押してしまったり、接触不良が原因で勝手に再生してしまうことがあります。
iPhoneにイヤホンを指すと、自動的にミュージックアプリが立ち上がってロック画面にプレイヤーが表示される場合もあります。
気づかない内に触ってしまって、突然の音楽再生に驚いた!というエピソードもありました。
また、一部のユーザーの中には、機種を変えてから発生するようになったというケースも見受けられます。
イヤホンやBluetooth接続をしておらず、バックグラウンド再生もストップしている状態で何度も発生する場合は、バグや初期不良が隠されているかもしれません。
まずは基本的な対処法を試してみましょう。
▼勝手に音楽が再生されるときの対処法
- 疑わしいアプリを再起動
- 本体を再起動
- アプリ・OSをアップデート
- 原因らしきアプリをアンインストール
なお、「ミュージックアプリ」は一度アンインストールするとダウンロードした音楽データも全て消えてしまいます。
実施前にiTunesにバックアップを取っておくことがお勧めです。
動画で勝手に音が鳴る場合は?
YouTubeなどの動画を再生中に、勝手に音が鳴る場合は「動画再生をミュートにできていない」「アプリの不具合」が主な原因です。
まずiPhoneの音量設定には2つあり、「着信/通知音」「音楽/動画再生音」に分かれています。
「着信音」が音量ゼロでも、「動画再生音」が有効になっていると音が鳴ってしまいます。
動画再生中にiPhone側面の音量ボタンで調整すると、すぐに調整されますよ。
音楽や動画再生音量がゼロにもかかわらず音が鳴る場合は、アプリやiPhoneのバグを疑います。
バックグラウンドで他のアプリが再生されていないかも確認してみてくださいね。
バグの場合は「iPhoneの再起動」と「疑わしいアプリを一度アンインストールする」2つが有効です。
「iPhoneを探すアラート」が勝手に鳴ったのは?
iPhoneを探すアラートが勝手に鳴った場合、遠隔操作を疑う前に以下の可能性も考えてみてください。
▼iPhoneを探すが勝手に鳴った理由
- 「iPhoneを探す」共有者が捜索した
- 共有者が誤操作で発信した
- アプリのバグ
- Apple IDの漏洩で第三者が検索した
iPhoneを探すのアラートが 勝手に鳴って めちゃくちゃ怖い 勝手に鳴るとかあるのかな こわこわこわこわこわ…. 寝れん!!!!!!!! 引用元:X-@Xeno_identityv
「勝手に位置情報を調べられている?」と状況的にヒヤッとしますが、必ずしも悪用されているとは限りません。
とはいえ悪用や不正ログインが不安な場合は、Apple IDのパスワード変更を複雑なものに変更しておくと安心です。
「iPhoneを探す」はApple IDへログインするだけで使える機能です。誤作動なら良いのですが、原因が分からないときは漏洩を疑ってパスワードを変更すると良いですね。
変更をするときはAppleから提供されている、正規ルートからアクセスしましょう。
▼AppleIDのパスワードを変更する手順
- 「設定アプリ」を起動
- ページ上部のユーザー名をタップ
- 「サインインとセキュリティ」をタップ
- 「パスワードの変更」から変更
iPhoneが勝手に読み上げ・しゃべる原因は?
iPhoneが表示されているテキストや入力中の文章を読み上げて、勝手に音声化することがあります。
これは以下の可能性が考えられます。
▼文章を勝手に読み上げる原因
- 「Voice Over」や「読み上げコンテンツ」が設定されている
- 「入力フィードバック」がオンになっている
この機能は画面を見ずにニュース記事や小説を読んだり、入力したテキストに誤りがないかチェックするときなどに使える便利な機能です。
これらの機能が有効になっていると、誤操作をきっかけに勝手に文章を読み上げてしまいます。
(画面を読み上げる場合)
- 「設定アプリ」を起動
- 「アクセシビリティ」をタップ
- 「VoiceOver」をタップしてオフにする
(入力中の文字を音読する場合)
- 「設定アプリ」を起動
- 「サウンドと触覚」をタップ
- 「キーボードフィルードバック」をタップ
- 「サウンド」をオフにする
iPhoneの変な音はウイルスが原因?
iPhoneから変な音や聞いたことがない音がしても、「必ずウイルス感染している」とは断言しにくいです。
誤操作やバグ、故障やiPhoneの新機能などで、変な音を鳴らすことがあるからです。
ウイルス感染するとよく発生する症状は、「動作が重くなる」「勝手に操作される」「ロックされる」「広告が表示される」が主な症状です。
とはいえ、ウイルスによっては通信音や起動音を鳴らす場合もあるので、安心はできません。
勝手に聞き覚えがない変な音を鳴らすと同時に、他の疑わしい症状を発症した場合はウイルス感染を疑いましょう。
iPhoneの聞いたことのない通知音・謎のトライトーンの正体
iPhoneには様々な「音」があり、通知・着信・エラーなどの状態を教えてくれます。
多種多様な種類があるので、聞いたことがない通知音やトライトーンが鳴ると、何事かと不安になりますよね。
以下では音の種類ごとに、音が鳴る理由や内容について解説していきます。
「てててんてんててん」という変な音は?
iPhoneが鳴らす変な音で、「てててんてんててん」にはいくつかの可能性が考えられます。
▼「てててんてんててん」が鳴る原因
- LINEの保留音
- LINE通話中に鳴る場合は電波障害・通信不安定の通知
LINE通話中に鳴る場合、一緒に「通信が不安定です」という案内が出るケースが多いようです。
重度な異常を知らせる変な音ではありませんので、安心してくださいね。
「キュルキュル」は?
iPhone本体が稀に、「キュルキュル」と高い変な音を発することがあります。
これは「コイル鳴き」と呼ばれる、パソコンなどの精密機器でよく見られる現象の可能性が高いようです。
コイル鳴きは故障とは関係なくみられる現象で、本体が異常に高温になっていなければ自然と止まります。
充電中に発生しやすいようですが、特に対処はしなくても問題ありません。
「ポワン」という音が鳴るのは?
iPhoneが鳴らすポワンという変な音の正体は、接触だけで連絡先交換ができる「NameDrop」が起動しているからではないでしょうか。
もーーぅ iPhone2台重ねた時のポワン って SharePlay もう嫌すぎて 嫌すぎて どうにかならないんだろか 引用元:X-@Class_Mii
この機能はiOS17に実装された新機能で、2台のiPhoneを重ねるだけで連絡先交換が簡単にできます。
筆者は仕事用・プライベート用でiPhoneを2台使っていますが、突然「ポワン」という音と共に連絡先共有しようとして凄く驚きました。
この機能が不要な場合は、以下の手順で機能をオフにすることができます。
▼NameDropをオフにする手順
- 「設定アプリ」を起動
- 「一般」をタップ
- 「AirDrop」をタップ
- 「デバイス同士を近づける」をオフにする
「ピコンピコン」という謎の通知音・変な音は?
iPhoneがiOS17にアップデートされたことを機に、「ピコンピコン」という変な音が鳴るようになったという声が目立ちます。
これはOSアップデートをきっかけに通常通知音が変わったことが理由に挙げられます。
もちろんアップデートを完了していないと反映されません。
これも異常を知らせる通知音ではありませんので、安心してくださいね。
「ジー」という変な音がする原因は?
iPhoneから聞こえる変な音の中でも、「ジー」といったノイズ音は本体の内部破損や接触の問題が疑われます。
▼iPhoneからジーと音がする原因
- イヤホンの差込口やスピーカーの故障
- 内部部品の故障
- システム不具合
自分でできる改善方法としては、スピーカー部分やイヤホン接続部の掃除です。
綿棒やエアダスターなどで傷をつけないように丁寧に掃除をし、ほこりや汚れ除去を試みてみましょう。
システム不具合の場合は再起動で改善することもあります。内部的な問題の場合は自分で対処ができないので、早めに専門店に持ち込みましょう。
使用年数が経てば劣化もするため、ただの動作音の可能性も出てきます。
「電源のオンオフ問わずに鳴るか」「どんなシーンで鳴るか」などを洗い出して相談すると、修理依頼時にスムーズです。
iPhoneの乗っ取りを確認する方法は?チェックできる?
iPhoneが乗っ取りにあっているか確認するには、「乗っ取り」の特徴を知っておくことでわかります。
ここで指す乗っ取りとは「Apple ID」の乗っ取りや不正利用のことです。
▼乗っ取りに合っているか確認する方法
- 主なSNSにログインできるか
- クレジットカードを不正利用されていないか
- AppleIDが変えられた痕跡(メールなど)はないか
- AppleIDにログインしている端末を調べる
確認方法として信憑性が高い「Apple IDにログインしている端末を調べる」手順は以下の通りです。
▼Apple IDのログイン端末の確認方法
- 「設定アプリ」を起動
- ページ上部のユーザー名をタップ
- 「Apple ID」のページを下にスクロールするとサインイン中の端末が確認できます
悪意ある人があなたのiPhoneのApple IDを入手すると、「遠隔でiPhoneをロック」したり「クレジット情報の不正利用」など、金銭に関わるトラブルに発展してしまいます。
パスワードを変更するのはとても簡単なので、少しでも不安な要素・症状がみられる場合は、「AppleID」のパスワードを変更をしましょう。
iPhoneの乗っ取りの確率はどのくらい?
使っているiPhoneが乗っ取りに合う確率は極めて低いとされていますが、ゼロではありません。
iPhoneのセキュリティは強固なので、AppleIDを含め、普通に使っていて乗っ取りに合う確率はほとんどありません。
乗っ取りの可能性を上げるとしたら、フィッシングサイトで自らパスワードを入力したり、安全性が不確かなフリーWi-Fiを使うことですね。
乗っ取りに合わないようにするには、怪しいサイトにアクセスしたり、不安を煽られてむやみやたらにパスワードを入力しないことがもっとも大切です。
iPhoneの乗っ取り対策はどうしたらいい?
iPhoneが乗っ取りに合わないように対策するには、普段の使い方を少しだけ意識的に変えるだけで格段に安全性が向上します。
▼iPhoneが乗っ取りに合わない対策方法
- Appleサービス(App Storeなど)以外でAppleIDを入力しない
- 身に覚えのないメールの添付ファイルを開かない
- フリーWi-Fiの接続は控えたり、個人情報を入力しない
- 不審なアプリをダウンロードしない
- AppleIDのパスワードを複雑なものに変える
また、「乗っ取りに合っている」と感じたときは以下の対策が有効です。
▼iPhoneが乗っ取られたときの対処法
- AppleIDのパスワードを早急に変更する
- 不審なアプリを削除する
- Appleのサポートセンターに相談する
- オフラインにする
iPhoneの操作ができるうちにApple IDのパスワードを一番に変更し、各種サービスのパスワードも早急に変更していきましょう。
ただちに対応できない場合は、機内モードなどでオフライン化すると応急処置としては効果的です。
iPhoneは正しく使えば簡単に乗っ取りに合うことはありません。また、乗っ取りに合うと症状が複合的になるのでわかりやすいと思います。
変な音がして不安になっても、端末の設定変更や再起動をすることで解決することがほとんどなので、焦らず原因を探してみましょうね。
コメント