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骨伝導イヤホンのデメリット|難聴になる?自転車は違法?

生活

骨伝導イヤホンのデメリットを調べると、脳や体に悪い影響を及ぼす危険性や、音漏れが気になる・めまいがするなど、不安になるような情報がいくつか見受けられます。

しかし、安い・衛生的で外耳炎になりにくいなど、メリットがたくさんあるのも事実です。

そこで安心して骨伝導イヤホンを使えるように、口コミの真相を仕組みを交えて解説し、自転車でも使っていいのかなどの情報を次のようにまとめます。

補聴器の代わりになるのかや正しい付け方も紹介するので、参考にして安全に骨伝導イヤホンを使ってください。

骨伝導イヤホンのデメリット・メリットまとめ

骨伝導イヤホンにデメリットがあると考える人からは、体への悪影響や騒音について心配する声が聞かれます。

一方で安い商品でも驚くほど聞こえることや、実は衛生的でリスクが減る病気もあることに大きなメリットを感じている人もいます。

骨伝導イヤホンはとても便利なアイテムなので、健康に影響を及ぼすことがあるのかや快適な使い方について、ユーザーの声と一緒に確認しましょう。

骨伝導イヤホンは耳に悪い?デメリット

骨伝導イヤホンのデメリット情報を探すと、「難聴の人は使えないのでは」「突発性難聴になったり耳に悪いのでは」など、体への影響を心配する声が見つかります。

しかし「耳の病気の予防になる」のような反対意見もあるので判断が難しいところです。

骨伝導イヤホンの使用を心配する声についてメーカーや専門家の見解も参考にしながら検討するので、確認して不安を解消してください。

骨伝導イヤホンは危険性がある?

骨伝導イヤホンは骨を振動させるので、「脳や体に悪い影響が出る危険性があるのでは…」と心配する人が少なからずいるようです。

骨伝導イヤホンで3時間半ボイチャしてちょい頭痛出てきた。この頭蓋骨ブルブル震わせる機器、脳とかに変な影響無いよね。引用元:X – @AzuNock

骨を震わせる感覚に不安を覚える人もいますが、骨伝導自体は日常生活で普通に生じているもので脳への大きな影響があるとは考えにくいです。(参考1):フォーカルポイント株式会社 – 骨伝導イヤホンは身体に悪い影響はありますか?危険ではないですか?

骨伝導イヤホンの仕組みは後程詳しく解説しますね。

極端に心配する必要はなさそうですが、過信は禁物です。

体に合わないと感じる人は長時間の利用を控える・異変を感じたら使用をやめるなど、自分の体と相談しながら対策してください。

骨伝導イヤホンは音漏れするの?

骨伝導イヤホンに対する身近なデメリットに音漏れ問題があり、電車の中では迷惑と指摘する口コミが比較的多く見受けられます。

耳栓しながら骨伝導イヤホンしてる人が超音漏れでうるさい。ってか骨伝導イヤホンしてる人音漏れしてる率高い気がするんだけど。引用元:X – @Oshamoji_iori

「音漏れしないというレビューや評価は嘘だ」と感じる人もいるようです。

気になってた骨伝導式イヤホンしてる人が、電車の中でめちゃくちゃ音漏れしてて参考になる。「音漏れほとんど気にならない」ってメーカーが書いてるのは嘘だよな〜。引用元:X – @little_senobi

骨伝導は空気ではなく物質を振動させて音を伝えるので、本来なら音漏れは少ないはずです。

しかし装着方法や音量が適正でないと、イヤホンそのものが振動して音を発生し「音漏れ」状態になることがあります。(参考2):ソリッドソニック合同会社 – よくあるご質問

自分にはよく聞こえつつ音漏れさせないためには、正しい付け方が大切ですね。

骨伝導イヤホンは体に悪い?

骨伝導イヤホンは体に悪いのではと気にする人はいますが、多数の健康被害が起こったような大きな問題は確認できませんでした。

骨伝導のイヤホンというのは体に悪い影響は出ないのでしょうか?例えば、音が顔や頭の骨を伝わって耳の奥に届くのだと思いますが、そのようなイヤホンを長時間・長期間使った場合に脳とか耳などに悪い影響は与えないのでしょうか?引用元:Yahoo!知恵袋 – 骨伝導のイヤホンというのは体に…

しかし個人レベルでは、骨伝導イヤホンで肩こりが酷くなったように感じることもあるようです。

骨伝導イヤホンの締め付けが肩こりを悪化させてる説が浮かんできたから変えたいんだよな。引用元:X – @Heptis

反対に従来のイヤホンやネックスピーカーで感じていた肩こりが、骨伝導イヤホンに変えて改善されたという人もいるので、体に悪いとも全く影響がないとも言い切れませんね。

自分に合わないと感じたら使用を控えるなど、様子を見ながら判断するといいでしょう。

骨伝導イヤホンはめまいや頭痛がする?

骨伝導イヤホンでめまいや車酔いのような状態になる人もいるので、使い始めは少し慎重になる方がいいかもしれません。

骨伝導イヤホンは長時間つけると酔うことが判明、次回から気をつけないと…引用元:X – @mcshadow03

いっぽうで、頭痛や吐き気を感じても次第に慣れたという意見もあります。

近頃骨伝導イヤホンを使用していますが、最初は頭痛だったり気持ち悪くなったり、身体に合わないのかなと感じていて。案外慣れるものですね。引用元:X- @cs_flatty

はじめて骨伝導イヤホンを使う人なら、使ううちに体が慣れる可能性もあります。

無理のない程度で試してみましょう。

骨伝導イヤホンのメリット

骨伝導イヤホンには価格面にメリットを感じるという口コミや、使い心地に対する良いレビューや評価が目立ちます。

リーズナブルで便利な製品ならとても魅力的なので、実際のユーザーの声を確認してみましょう。

骨伝導イヤホンは安い

骨伝導イヤホンは幅広い価格帯のラインナップがありますが、2,000円程度でも十分な性能を備えているコスパの良い製品があるようです。

骨伝導イヤホン使ってるんだけど、何気なく耳の穴塞いだらものすごい低音までガッツリ脳に響いてきて気失うかと思った こいつ、二千円くらいで買ったのにこんなに音聞こえるの…?引用元:X – @kappa_ioshigin

ネットでもたくさん販売されています。

量販店で購入するなら試してみて、通販で買うなら口コミやレビューをしっかり確認して、いい製品を選べるといいですね。

骨伝導イヤホンは耳を塞がず外耳炎になりにくい

従来のカナル型イヤホンで耳が痛くなるトラブルに出会ったことがある人からは、骨伝導イヤホンなら解消されそうだと期待する声も聞かれます。

今年に入ってから蓄膿症×2、外耳炎、中耳炎、突発性難聴と耳アイタタ~なことが多くてイヤホン避けてたんですよね。。でも骨伝導だと耳穴塞がないから痛くなりにくそう。通話も問題なし。引用元:X – @nar_ziss

耳を塞がない骨伝導イヤホンなら耳の中を刺激せず多湿になるのも防げるので、従来のイヤホンより外耳炎になりにくいだろうと考える耳鼻科医もいます。(参考3):にしおぎ耳鼻咽喉科クリニック – イヤホンが原因の「外耳炎」~耳がかゆい・痛い・腫れる・耳だれ・耳閉感~

「絶対に大丈夫」といえるものではありませんが、これまで耳のトラブルが多くてイヤホンを諦めていた人も、試す価値がありそうですね。

骨伝導イヤホンは外の音も聞こえる

骨伝導イヤホンは耳の穴を塞がない構造なので、イヤホンからの音源も外の音も聞こえる点が大きな魅力です。

骨伝導イヤホンを頂いたのだけれど、耳を塞がずに外の音が聞こえるのがとてもいい。引用元:X – @info_starnote

「周りに配慮して自分だけで音楽を聴きたい」「外の音も遮断したくない」というニーズを叶えてくれる、とても優秀なアイテムですね。

骨伝導イヤホンの仕組みは?

骨伝導イヤホンはこれまで一般的だったカナル型イヤホンと、音を伝える仕組みが異なります。

▼骨伝導とカナル型イヤホンの仕組み比較

骨伝導イヤホン カナル型イヤホン
震わせるもの 耳近くの骨 空気
音の伝え方 頭蓋骨⇒蝸牛 外耳道⇒鼓膜⇒耳小骨
⇒中耳⇒内耳⇒蝸牛
特徴 ・耳を塞がない
・鼓膜を傷めにくい
・外の音を遮断しやすい

音を聞く器官としてイメージされやすいのは鼓膜ですが、実際にはその奥にある蝸牛(かぎゅう)が震えを検知して脳に伝えることで聞こえに繋がります。

骨伝導イヤホンは鼓膜ではなく、骨を通して震えを直接蝸牛に届けるものです。

日常生活でも食べるときの咀嚼音や歯ぎしりの音は、骨伝導で聞こえていますよ。

骨伝導イヤホンは難聴になる?

骨伝導イヤホンに対しては「難聴になる」「難聴になりにくい」「難聴でも聞こえる」などさまざまな意見が聞かれます。

骨伝導イヤホンを用いて、大きめの音を聴き続けると、従来のイヤホン等と同じく聴力の低下を招きますか?引用元:Yahoo!知恵袋 – 骨伝導イヤホンを用いて、大きめの音を…

骨伝導だからカナル式ほど音量は出ないけど、難聴の右耳も気にならないほど自然に鳴っている。引用元:X- @Haggy_g

実は難聴の種類によっては、骨伝導イヤホンの使用で音が聞こえやすくなる可能性が期待できます。

▼難聴の種類

  • 伝音難聴:振動を伝える鼓膜や耳小骨の異常で聞こえが悪い
  • 感音難聴:音の情報を脳に伝える蝸牛や聴神経の異常で聞こえが悪い
  • 混合難聴:伝音系と感音系の両方に異常がある(加齢で「耳が遠い」状態の多くも混合難聴に当てはまる)

骨伝導イヤホンは伝音系の器官を介さないので、伝音難聴の人が使うと音を聞ける可能性があります。

しかしイヤホンやヘッドホンで音楽を聴き続けて起こる「ヘッドホン難聴」のリスクが、骨伝導イヤホンなら回避できるというわけではありません。

ヘッドホン難聴は大きな音を聞き続けることで、蝸牛の中の「有毛細胞」が剥がれ落ちて音を伝える機能が低下するものです。(参考4):厚生労働省e-ヘルスネット – ヘッドホン難聴について

骨伝導イヤホンも蝸牛を通して脳に音を送っているので、従来のイヤホンやヘッドホンと同様に有毛細胞を傷つける恐れがあります。

「骨伝導だから大丈夫」と過信せず、音量や使用時間に注意しながら音楽や会話を楽しんでください。

骨伝導イヤホンは補聴器の代わりになる?

骨伝導イヤホンは伝音難聴の人でも音が聞こえる可能性がありますが、完全に補聴器の代わりを果たすわけではありません。

イヤホンが音響機器であるのに対して、補聴器は効果や安全性の基準をクリアして厚生労働省の認定を得た医療機器です。

しかし直接蝸牛に働きかける性質を利用した、集音機能付きの骨伝導イヤホンも開発販売されています。

「少し聞こえづらい」「トラブルがあるのは外耳や鼓膜」という人なら、補聴器とは異なるということを念頭に置きつつ試してみるといいですね。

骨伝導イヤホンは自転車で使うと違反?

骨伝導イヤホンは耳を塞がないので安全性が高く感じられますが、自転車に乗るときには注意が必要です。

自治体によっては自転車運転中の骨伝導や片耳でのイヤホン使用も、道路交通法で禁止されている場合があります。(参考5):島根県 – 自転車乗車中の片耳イヤホン使用について

たとえ違反に当たらなくても、運転中のリスクは極力小さくするのが賢明です。

自分に関わる自治体の規則を確認するのも大切ですが、なにより安全のために大事なことが何かをよく考えて自転車を運転してくださいね。

骨伝導イヤホンの付け方・つける位置は?

骨伝導イヤホンは付け方やつける位置を誤ると、聞こえづらいだけでなく音漏れにもつながります。

個々の製品に記載されている装着方法や位置を確認してください。

一般的には次のような点に注意するといいでしょう。

▼骨伝導イヤホンの付け方

・こめかみあたりに振動部分を当てる
・耳にかける
× ・耳の穴を塞ぐ
・耳の穴の上部に当てる

こめかみに当てて骨にしっかり振動が伝わるように、正しくつけてくださいね。

まとめ

骨伝導イヤホンに危険性があるのかどうかやデメリット・メリットを、口コミを参考にして確認してきました。

  • 脳への影響はほとんど心配ない
  • 付け方が悪い・音量が大きいと音漏れする
  • 頭痛や肩こりを感じる人もいる
  • 耳を塞がないので外耳炎になりにくい
  • 空気ではなく骨を振動させる
  • 鼓膜にトラブルがあっても聞こえやすい
  • 大音量で聞き続けると難聴になるリスクも
  • 自転車運転時の使用は違反になる自治体も

骨伝導イヤホンは骨を通じて直接蝸牛を振動させ耳の穴を塞がないので、外耳や鼓膜への刺激が少なく外の音も聞こえるのが大きな特徴です。

難聴予防を期待する声もありますが、蝸牛を振動させるのは従来のイヤホンと同じなので、大音量や長時間の使用は控えてくださいね。

音を遮断しないので音楽を聴きながら周りにも気を配れ、安全性高く使えるのは嬉しいポイント。

上手に活用して快適に音楽や通話を楽しみましょう。

▼参考にしたページ一覧

(参考1):フォーカルポイント株式会社 – 骨伝導イヤホンは身体に悪い影響はありますか?危険ではないですか?
(参考2):ソリッドソニック合同会社 – よくあるご質問
(参考3):にしおぎ耳鼻咽喉科クリニック – イヤホンが原因の「外耳炎」~耳がかゆい・痛い・腫れる・耳だれ・耳閉感~
(参考4):厚生労働省e-ヘルスネット – ヘッドホン難聴について
(参考5):島根県 – 自転車乗車中の片耳イヤホン使用について

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